マクロファージ活性化|株式会社サクラ・ノーリン

マクロファージ

 

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特別企画  新型コロナに負けない体作り


「新型コロナに負けない体」を作りたいなら、免疫の仕組みを利用せよ

1/23(土) 10:01配信 現代ビジネス NHKスペシャル取材班


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新型コロナウイルスは何者なのか? その謎に迫るためNHKスペシャル取材班はいくつもの科学論文を読み解き、世界トップの研究者たちにインタビューを重ねてきた。その成果から生まれた番組がNHKスペシャル「人体vsウイルス~驚異の免疫ネットワーク~」(2020年7月4日放送)だ。番組内容だけでなく、そこでは紹介しきれなかった最新情報も含めて『たたかう免疫 人体vsウイルス真の主役』としてこのたび書籍化された。
本書から、人体の免疫の仕組みをもう一度振り返りつつ、新型コロナウイルス感染に負けない日常できる体作りの方法について、ご紹介しよう。
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*、「自然免疫」と「獲得免疫」の二段構えでウイルスに対処

 ウイルスが私たちの体に侵入したとき、最初に働くのが『自然免疫』。自然免疫は2層構造で、第1層では「皮膚や粘膜」が病原体の侵入を「物理的なバリアー」として防ぐとともに、そこに存在する殺菌物質が「化学的バリアー」として働き、ウイルスを殺す。

 自然免疫の第1層の物理的・化学的バリアーを突破して体内に侵入したウイルスに対処するのが、「自然免疫細胞の大食らいの食細胞=貪食細胞(マクロファージ)たち」だ。
彼らがウイルスの侵入場所に駆けつけ、食べたり、その増殖を抑えこむような警報物質(サイトカイン)を出したりして、病原体の増殖を防ぐのだ。
これが自然免疫の第2層、「細胞性バリアー」である。
病原体が体に侵入するやいなや反応するのが自然免疫の特徴で、「私たちが生まれたときから持っている仕組み」だ。

 自然免疫がしっかりしていれば、第2層までのバリアーで病原体を撃退することも可能だ。しかし、第2層を突破されることもある。このとき働いてくれるのが、「二段目の細胞性バリアーである『獲得免疫』の細胞たち」だ。

 伝令役を担う自然免疫細胞の食細胞(マクロファージ)から病原体の情報を受けとった司令官「ヘルパーT細胞」が「B細胞」に指令を出して、「抗体を作らせる」一方、「キラーT細胞に対しては感染細胞への攻撃指令を下す」

。「抗体がウイルスそのものを狙い撃ちする飛び道具」であるのに対して、キラーT細胞は「すでに感染してしまった細胞に毒物質を注入して排除する。」獲得免疫は細胞の外にいるウイルスにも、細胞の中に侵入ずみのウイルスにも対応できるのだ。


*、自然免疫を良好な状態に保つのがとても大事

 獲得免疫は、自然免疫のあとに動き出すため、反応は遅い。侵入してきたウイルスに対応する抗体を作れるB細胞は、1個が2個、2個が4個、4個が8個という具合に自分自身のコピーを作って増殖し、細胞内で抗体を作って放出する。細胞が1回増殖するのに20時間程度、2回増殖するには40時間程度かかる。そのため、初めて出会った抗原(ウイルスがバラバラになった断片)に対する抗体が十分作られるまでには数日は必要だ。

 ただし、1回目の感染ではB細胞が増えるまでの時間がかかるが、もし再び感染した場合には、ある程度、B細胞が増えた状態で生きており、すぐに抗体を作れる。1回目の感染後、しばらくは同じウイルスに感染しにくかったり、感染しても症状が軽いのはそのためだ。

 抗体が作られる大前提について、大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授の宮坂さんは、こう強調する。

 「ウイルスに感染したり、ワクチンを接種したりするとすぐに抗体ができると思われる方が多いのですが、違います。必ず自然免疫が働いたあとに、獲得免疫が働きます(自然免疫の指示で獲得免疫が働く)。自然免疫がうまく働かなければ、獲得免疫もうまく働きません。ほとんどすべてのワクチンには、アジュバントと呼ばれる自然免疫を刺激する物質が入っているのはそのためです。したがってまず、自然免疫を良好な状態に保っておくことがとても大事です」

*、では、どうすれば自然免疫を良好な状態に引き上げたり、維持したりできるのだろうか。

 「自然免疫は鍛えることができます。たとえばインドの人たちはガンジス川の水を飲んでも平気ですが、私たち日本人が同じことをしたらすぐにお腹を壊します。それは彼らがガンジス川に潜む病原体にさらされているうちに自然免疫の食細胞たちが訓練されて、強くなったり、その数が増えたりしているからだと考えられています」(同)

 清潔な場所で暮らすと、かえって自然免疫は弱くなるわけだ。そうだとすると、ウイルスに感染するのが嫌だからと、家に閉じこもってばかりいるとよくないのだろうか。

 「清潔すぎるのはよくありません。マスクをして対人距離を保つようにしていれば自信を持って外に出ていいと思います。屋内でも送風・換気がしっかりしていれば大丈夫です」(同)

 

 
*、予防接種で自然免疫は鍛えられる

 とはいえ、今から日本人が、いきなりガンジス川のような環境で暮らすのは現実的ではない。

 「私がお薦めしたいのは、ワクチンの予防接種です。特に高齢者はインフルエンザ、肺炎球菌など打てる機会のあるものはすべて打ってもよいでしょう。インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスを狙い撃ちする抗体を作ることを目的に受けるものです。新型コロナウイルスのワクチンはまだありませんが、自然免疫を鍛えるのにほかのワクチンも役立つのです。日本に限らず、各国で大人より子どものほうが新型コロナに対する感染率も重症化率も低いことが知られています。その背景に、子どもが普段から遊びを通じていろんな病原体に触れていることに加えて、さまざまなワクチンを接種していることがあると思われます。日本の子どもは小学校6年生までに、だいたい10種程度のワクチンを接種します。ポリオワクチンを接種すればポリオウイルスに対する抗体が作られますし、インフルエンザワクチンを接種すればインフルエンザウイルスに対する抗体が作られますが、「同時に自然免疫も鍛えられる」。子どもは多数のワクチン接種で絶えず自然免疫を鍛えられているので、未知のウイルスである新型コロナウイルスに対しても抵抗できるのでしょう」(同)

 日本では、冬にインフルエンザと新型コロナウイルスが二重に流行するのではないかという懸念の声が上がっている。もっぱらそのダブルパンチを避けるために呼びかけられているインフルエンザワクチン接種は、新型コロナウイルスに対しても効果があると言えそうだ。


*、獲得免疫の働きを高める日常の習慣

 次に、獲得免疫の働きを高める(ワクチン接種以外の)方法について考えてみよう。

 獲得免疫の主役のひとつ、飛び道具の抗体を作るB細胞は、ひとつのB細胞につきひとつのタイプの抗体しか作れない(個々のB細胞は、戦う相手が決まっている)。そのB細胞が体内にはなんと1000億種類もあるので、1000億タイプの抗体を作ることができる。だからどんな抗原(ウイルスや細菌など)が来ても、それぞれに対応する抗体を作れるわけだ。一方、同じ種類のB細胞は、全身で100個程度しかないと考えられている。

 「獲得免疫は、ある意味、無駄の多いシステムです。やってくるかどうかもわからない抗原に対応するために、わざわざ1000億種類ものB細胞を用意して待っているわけですから。たとえ1000億種類あっても、ぴったり対応する抗原をキャッチできなければ役に立ちません。しかも同じ種類のB細胞が100個程度しかないとすると、その抗原に結合できる確率は低そうです。B細胞やT細胞などの獲得免疫の細胞の居場所はリンパ節と呼ばれる器官ですが、抗原はどこから来るかわからない。そんなものにどうやって出会えるのか」(宮坂さん


*,体温を上げてリンパ液や血液の流れをよくする

 リンパ節は、リンパ管の途中に位置する免疫細胞の集合場所で、伝令役の食細胞はリンパ管を通って、リンパ節へ移動し、「こんなウイルスが来ましたよ」「こんな細菌が来ましたよ」と抗原を司令官のヘルパーT細胞に見せて攻撃準備を促す。ヘルパーT細胞は、B細胞に指令を与えて抗体を作らせるが、ちょうどうまい具合にそのリンパ節に、その抗原に対応できるB細胞がいるかどうかは賭けなのだ。

 「リンパ節は、いわば『免疫の砦』。心臓からスタートして心臓へ帰ってくる血管が上水道だとすると、リンパ管は、全身を巡って組織から染み出た老廃物を含む液体(リンパ液)を回収する下水道です。しかしB細胞などの免疫細胞にとってリンパ管は、免疫細胞たちを砦から砦へ運ぶ輸送路でもあります。血液で全身の組織に栄養分などを運び、組織の活動で排出された老廃物をリンパ管で回収するとともに免疫細胞たちを運んで、抗原との出会いの確率を上げるわけです。血管とリンパ管の両方が働いて初めて自然免疫と獲得免疫の全体が機能ということです。その働きを高めるために有効なのが、運動と入浴です。どちらも体温を上げる効果がありますが、体温が上がると、血流量もリンパ液の流れる量もともに増えます。結果的にB細胞が抗原をキャッチする確率が上がるのです」(同)

 逆に言えば、血流とリンパの流れが滞っていると、B細胞はなかなか抗原に出会えず、ヘルパーT細胞からの指令も受けることができず、さらにたとえうまく抗原と出会って、ヘルパーT細胞の指令を受けることに成功して抗体を作ることができるようになっても、その抗体を全身に運べないことになる。

 風邪で熱が上がるのも、血流やリンパ液の流れをよくする意味がある。新型コロナウイルスの場合には、ウイルスが警報物質のインターフェロンを作らせず、「見せかけの無症状」を作り出しているうちに、手もつけられないほど増えてしまうケースがある。こうした事態を避けるのに、運動や入浴による体温のアップが役に立つだろう。


*、免疫の働きを弱める要因は?

 それでは逆に免疫の働きを弱くする要因はあるのか。あらかじめ知っていれば、マイナス要因を避けることができそうだ。

 「ひとつは、加齢です。免疫細胞はほとんどすべて骨髄で作られます。しかし、骨髄が免疫細胞を作る能力は50歳を過ぎると、20歳ごろに比べて半減すると言われています」(宮坂さん)

 なんと年をとることで免疫の働きは弱くなるという。さすがに加齢からは逃れようもなさそうだが……。


*、骨や筋肉から出る若返り物質で免疫低下を止める

 「加齢は防げません。しかし近年、骨や筋肉から若返り効果のある物質が出ていることがわかってきています。筋肉から放出されて、免疫細胞を刺激する物質のひとつが、インターロイキン6(IL―6)です」(同)

 実は以前放送した「シリーズ人体 神秘の巨大ネットワーク第2集 驚きのパワー! “脂肪と筋肉”が命を守る」(2017年11月5日放送)の中で、インターロイキン6を取り上げたことがある。この番組では、脂肪や筋肉は一種の臓器であり、さまざまな「メッセージ物質」を出し、全身をコントロールしていることについて紹介した。インターロイキン6もそんなメッセージ物質のひとつだ。

 筋肉が放出するインターロイキン6は、いったいどんなメッセージを伝えようとしているのか? そのひとつとして考えられているのが、メタボリックシンドロームなどの肥満に伴って起こる体内の炎症を抑えるという役割だ。

 メタボリックシンドローム、通称メタボとは、「内臓肥満に高血圧・高血糖・脂質代謝異常が組み合わさることにより、心臓病や脳卒中などになりやすい病態」(厚生労働省eヘルスネットより)のことだ。40~74歳の男性2人に1人、女性5人に1人がメタボかその予備軍とされる(厚生労働省「平成17年 国民健康・栄養調査の概要」)。

 メタボの人の体の中では、「慢性炎症」が起こっていると考えられている。炎症は本来、食細胞やT細胞などの免疫細胞が病原体を排除するためになくてはならない現象だ。通常は、病原体を排除し終わったら、速やかに炎症も終わり、修復のプロセスが始まる。ところが、この炎症がだらだらと続いて、体の中にさまざまな不具合をもたらすのが慢性炎症である。

 メタボの人の脂肪細胞は、脂の粒をたっぷり貯めこんでパンパンに膨らんでいる。それにより脂肪細胞に異常が発生し、周囲にある脂の粒を「敵」と勘違いして、警報物質を放出する。この警報物質を受けとった食細胞が、さらに別の警報物質を出して、「敵がいるぞ!」と伝える。

 そして食細胞は脂の粒をどんどん食べるものの、食べても食べてもなくならないほど脂の粒があるためについに息絶える。このとき食細胞の中の有毒物質を放出して、周囲の組織を傷つけてしまう。そうして炎症が広がり、心筋梗塞、糖尿病、脳梗塞、腎臓病などを引き起こす原因になっていると考えられている。

 そこで炎症を抑える働きを持っているのが、筋肉から放出されるインターロイキン6だ。インターロイキン6が「敵がいるぞ!」という警報物質を抑制し、炎症を抑えると考えられているのだ。この物質は、骨格筋が収縮したとき、つまり運動したときに筋肉から放出される。免疫の機能が落ちても、運動をすればもとに戻ることが期待できるひとつの要因は、筋肉からのインターロイキン6にあるのだ。
 


*、運動が健康にいい理由が分子レベルで解明

 運動をすると、筋肉だけでなく、骨からもさまざまなメッセージ物質が放出される。その中で、脳、膵臓のランゲルハンス島、精巣などに働いて、それぞれ認知症の改善、血糖値の低下、筋力の増強などをもたらすとされるのが、オステオカルシンだ。

 「体を動かすと健康にいいことは以前から知られていましたが、なぜいいのかはこれまで必ずしも明らかにはされていませんでした。しかし今では分子レベルでその謎が解き明かされつつあります」(同)

 ただし激しすぎる運動は、かえって免疫細胞にダメージを与えることもあるので注意が必要と言える。番組でも山中伸弥さんがスタジオで、「僕もフルマラソンを走ったあとにお腹を壊したこともあります」と発言していたように、やりすぎは禁物。激しい運動後、筋肉が傷つき炎症が起こるからだ。ウォーキングのような有酸素運動を定期的に行うのがお勧めだ。



*、ストレスが免疫の働きを抑える

 学校や職場でストレスを感じたり、疲れがたまったりしたあと、風邪をひいた、あるいは皮膚に不調を来したという経験をされた方は多いのではないだろうか。

 「過度なストレスも、免疫の働きを弱めます。たとえば口内炎の原因のひとつであるヘルペスウイルスは体内に潜伏していますが、普段はキラーT細胞やNK細胞が殺してくれているので悪さをすることはありません。ところが、ストレスや疲れで体調不良に陥ると、キラーT細胞やNK細胞が減ってヘルペスウイルスを殺せなくなる。それで口内炎を引き起こすわけです」(宮坂さん)

 腎臓のそばの副腎の周囲にある副腎皮質は、コルチゾールと呼ばれるメッセージ物質を放出する。コルチゾールは、心身がストレスを受けたときに過剰に分泌され、T細胞やNK細胞に働きかけ、T細胞がキラーT細胞へ姿を変えにくくしたり、NK細胞の働きを抑える。こうしてキラーT細胞やNK細胞が働けず、感染症にかかりやすい状態になってしまうのだ。

 ストレス解消には、適度な運動、十分な睡眠が効果的だ。

 「体内時計を狂わせないようにすることにも気をつけていただきたいですね。免疫の働きは朝から昼にかけて高まり、夜になると落ちるというリズムがあります。消化器系も、神経系もみな体内時計に従っています」(同)


*、免疫こそウイルスと戦う要

 体のすべての細胞が時計遺伝子を持ち、それが作るタンパク質が24時間を刻み、ほかの細胞とリズムを合わせている。このリズムが狂うと、当然、免疫の働きも狂ってしまうのだ。

 「体内時計を駆動させる最もよい刺激は日光です。ですから朝起きて日光を浴び、食事をとり、夜は決まった時間に寝る。ラジオ体操、ウォーキングなどの適度な運動も、体内時計を働かせるのに効果的です」(同)

 ここまでに取り上げた日常生活上のヒントは、昔から健康によいと言われていた。ところが、これらが免疫学的にも理にかなった方法であることがわかったのは、ごく最近のことだ。免疫はウイルスと戦う要。一見、当たり前で、目新しくもない生活習慣が、新型コロナウイルスや、今後出現するかもしれない未知のウイルスと戦うときの強力な武器になるのだ。


NHKスペシャル取材班

 

マクロファージ

『マクロファージ』と云う免疫細胞の存在は、早くから知られていました。
乞食細胞・貪食細胞と呼ばれ、何でも食べる大食漢の細胞として蔑まれていました。
人間だけでなく、アメーバなどあらゆる生物に存在する為、下等な免疫細胞とされました。
免疫細胞の中心的存在で、最も重要な免疫細胞として認められたのは、ごく最近のことです。
今では、生命や健康を守る大切な免疫細胞として存在しています。

『マクロファージ』が、正常に働かないと、健康を害して病気や障害の原因となります。
健康を守るため、「マクロファージ」を 「常に活性化・元気に・いつでも戦える状態に(プライミング状態に)しておく必要が有ります。 「マクロファージ」が元気でなければ私達の健康はあり得ません。
「マクロファージ」などの免疫細胞の働きについては、これからも世界的に研究が続けられ新しい発見が続くと思われます。

TLR  トルライクレセプター Toll Like Receputer

『マクロファージ』には、10個のレセプター(受容体)が在ります。
それぞれのレセプターが受け入れる物質(成分)は決められていて、決められた物質以外は受け入れることは有りません。
『LPS』は、4番目の「TLR4」に結合して「マクロファージ」の働きを活性化します。
また、TLR4はごく僅かの量のLPS (5pg/ml) でも反応します。
  1pg = 1兆分の1g
乳酸菌の活性化成分・ペプチドグリカンとハナビラ茸・βグルカンは、TLR2に結合します。

 

マクロファージの存在・分布・ネットワーク


 血液には、酸素を運ぶ赤血球と、病気を治す白血球があります。 血液分布図はこちら
 白血球には、「マクロファージ」のように、人が生まれながら持っている「自然免疫細胞」と、リンパ系のT細胞やB細胞のように、人が成長していく中で備わっていく「獲得免疫細胞」があります。
『マクロファージ』は、白血球の中心となる基本免疫細胞で、全身の全ての組織・臓器・器官(血液・皮膚・筋肉・骨・脳・各臓器・・・)に存在してネットワークを形成し、全身の異常や病原菌などの外敵の侵入を見張っています。
この「マクロファージ」の「ネットワーク」が、体を維持し・体を守っていく(生体恒常性の維持)ために重要な役目を果たしています。

 *、他に、全身に存在する細胞は在りません。このため、ネットワークを形成して全身を看視できるのは「マクロファージ」だけです。
 *、「マクロファージ」は、全身に分布しますが、場所によって呼び名が変わることがあります。 図を参照ください。

「マクロファージ」の情報の伝達方法
  1、サイトカインなどの情報伝達物質を放出する。
 2、隣り合う細胞とは、接触によって伝達する。
 3、血液などの流れに乗って、遊走して伝える。  

 

マクロファージの働き

 1、貪食 マクロファージは、体に細菌やウイルスが侵入すると、
  人が生まれたときに持っていなかったものを全て『異物』と
  判断して、アメーバの様な動きをし、即座にキャッチ・貪食し、
  処分(排除)します。      
  侵入してきたウイルスや細菌・死んだ細胞・1日5000個発生
  すると言われるガン細胞などの変質した細胞・
  認知症の原因といわれる脳に溜まった蛋白質(アミロイドβ)や
  変質した栄養素・血管に付着した酸化コレステロール・糖尿病の
  原因となるAGE(糖代謝最終物質)・ヘルニアなどの変形した
  骨・老廃物・・・食べてしまいます。
  外部から侵入してくるウイルスや細菌は、当然排除されなくては
  いけませんが、細胞の入れ替わりによる死んだ細胞など体内で
  
できる老廃物の方が圧倒的に量も多く、病気や障害の原因に
  
なっています。 
2、病や障害の予防・防御
3、病の回復・傷や骨折などの修復作業・
4、細胞の増殖作用・皮膚の新陳代謝
5、指示・伝達・他の免疫細胞の活性化
  他の免疫細胞の中心的存在で、ネットワークを利用して指示・伝達
   顆粒球に体内に侵入してきた細菌への攻撃を命じたり、B細胞や
   T細胞に異物の情報を伝え、異物に対抗する抗体を作らせる。
   マクロファージが働かなくては、他の免疫細胞をコントロールする
   
ことができません。
6、生命の維持・・自律神経(交感神経・副交感神経)、ホルモンの分泌
  エネルギー代謝に関わります。
  臓器や器官・組織の働きが正しく機能するように サポート。   

7、抗原提示
  貪食したウイルスや病原菌の一部を細胞表面に抗原として提示し、
  リンパ系細胞に「戦う敵」を知らせます。
8、糖の代謝調整
9、ヘルニアや骨粗鬆症の改善
10、アレルギーの改善
11、妊娠
12、遺伝子

*、「マクロファージ」は、このように免疫細胞の中心細胞としての働
  きをすることから、「隊長」「親分」などと呼ばれます。
*、T細胞などのリンパ系細胞は、体の異常がある場所への集積に
  数日掛かりますが、「マクロファージ』は、この間の防御を担う
  大切な免疫細胞です。

 

マクロファージの弱体化

全身の機能を正常に保つ為、常に「マクロファージ」を活性化しておく必要が有ります。
ところが「マクロファージ」は、ストレス・薬物・環境や生活習慣の変化・高齢化に弱いのです

1、ストレスはマクロファージの活性化を著しく低下させます
 *、ストレスの原因には、様々な多くの原因があります。体に負担を与える身体的なストレス。心に負担を
   与える精神的なストレス。自分ではストレスと気付かない意外な原因もあります。
 *、ストレスによって、交感神経が緊張すると、緊張を緩和するために、脳下垂体から副腎皮質刺激ホル
   モンが分泌され、副腎(腎臓の上部)から副腎皮質ホルモン(体内ステロイド)が分泌されます。      
   この副腎皮質ホルモンが、マクロファージの活性化を抑制し、弱体化します。
2、医薬品の中に、マクロファージの活性化を低下させる物質が多く存在します。       
3、マクロファージを活性化させる物質の摂取不足
  生活習慣・環境・食生活の変化により、「パントエア菌LPS」などの
  マクロファージを活性化する物質の摂取が減少しています。
 *、日常の食事から、毎日必要な量の活性化物質を摂取することはできません。
 *、LPSは、農山村では土中や空気中・植物など自然の中に多く存在し、鼻から吸い
   込むなど日常的に摂取しています。       
 *、アフリカの草原で、1ヵ月素足で生活をしたら元気に!・・活性化物質を多く摂取
4、高齢化により免疫細胞の活力が弱まり、傷口や病気の場所に、マクロファージなどの免疫細胞が
  集まってくる時間は、年齢と共に遅くなり、傷や病気の悪化や回復が遅くなる原因となります。
 *、若い人は、7日後に集積のピーク       
   高齢者は、84日後に集積のピーク 
 *、高齢者が肺炎で死亡することが多くなり、肺炎が、日本人の死亡原因の3位になっています。

マクロファージに元気が無いと、未病(体調が優れない)・持病(生活習慣病など)・感染症・がん・認知症・アレルギー・肌荒れ・便秘・・・関節炎など多くの病気や障害の原因となりなります。 

 
ステロイド マクロファージの細胞死

ステロイドは、体の中で作られる副腎皮質ホルモンを利用したものです。
アトピー性皮膚炎などで、長期間利用すると、皮膚が薄くなったり、骨粗鬆症や高血糖、感染症などの副作用を起こします。これは、細胞死が起こるのが原因です。
細胞死は、免疫細胞マクロファージにも起こり、免疫力が落ちます。
パントエア菌LPS』でマクロファージを活性化すると、『マクロファージ』の細胞死をほとんど回避できます。

ストレスによって、交感神経が緊張すると、緊張を緩和するたႁに、脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、副腎(腎臓の上部)から副腎皮質ホルモン(体内ステロイド)が分泌される。
この副腎皮質ホルモンが、マクロファージの活性化を抑制し、弱体化します。

 

マクロファージの活性化

「パントエア菌LPS」を参照下さい

「LPSによる活性化の作用」 【こちら】

『マクロファージ』を活性化・元気にする最高の免疫素材が、
『パントエア菌LPS』です。

『マクロF』は、「パントエア菌LPS]を、飲み易く商品化したものです。

プライミング状態

『マクロファージ』が、活性化されて、ウイルスや細菌などの異物処理などを、直ちに行える臨戦態勢にあることをいいます。
平常な状態にあるマクロファージは、結核菌を「貪食」しても「結核菌「を消化することができず結核菌に感染します。
「プライミング」状態にあるマクロファージは、結核菌を消化します。
血液中の「マクロファージ」は、「酸化LDL」を貪食して高脂血症を予防しますが、弱ったマクロファージは、酸化LDLを消化できず、酸化LDLで腹いっぱいのマクロファージが、血管壁に付着・堆積して動脈硬化の原因となります。

マクロファージを常に「プライミング状態」に保つことによって、多くの病や障害から逃れることができ、健康寿命を延ばすことができます。
『マクロF(LPS)』の経口投与(飲むこと)で、簡単に「プライミング状態にすることが出来ます。また、その効果は、乳酸菌成分の1000倍以上で、高価な素材ですが、少量の使用で効果が期待できます。

 
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大阪府堺市中区大野芝町185

TEL:050-5490-7169
   ご注文 0120-905-082

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定休日:日・月・祝
  年末年始・GW・夏季の休業日

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